Campari Group Offices – Toronto

Campari Group Offices – Toronto
2016 カナダ オンタリオ州 トロント リバティー・ビレッジ
設計:I-V Emil Teleki
via OFFICE SNAPSHOT

キーワード

スタイル:ミニマル、洗練された、メンフィス焼き直し

色:ホワイト、ナチュラル、パステルカラー、ピンク、ミントグリーン、ネイビー

素材:マット塗装、木、ポリカーボネート、ゴム製フローリング

デザイン参照:イタリア未来派の画家フォルトゥナート・デペーロ、ブルーノ・ムナーリ、メンフィスEttore SottsassのBacterioパターン、Ingo Maurerのカンパリペンダント

もとは映画スタジオ、さらに前はfoundry鋳造所。クライアントからのお題は、会社の精神を捉えて、使用する人にインスピレーションを与える空間をつくって欲しいということ。

 

キャッチーなところ

窓や換気、パーティションもなく、カナダCampariの社長、Massimo Mottura氏が「恐ろしいブラックホール」と称するほど閉鎖的な建築物だった。

表面的には小ざっぱりとしたミニマルな空間といった感じだけど、よくよく調べるとカンパリ社の歴史に対するリスペクトを非常に丁寧に形にしていったことが分かる。マテリアルの選択に歴史や意図をふんだんに盛り込んだ結果がこうした洗練された空間になっている。

過去カンパリ社とコラボレーションしていた画家の広告からのインスピレーション。

バーカウンターにはメンフィスのメンバーEttore SottsassがデザインしたパターンBacterioが使われていて、これはカンパリ社の企業秘密のレシピ、着色料コチニール昆虫を思わせるものになっている。

 

快適性

はじめは自然光が入る窓が一切なく、天窓は後からつけたもの。その貴重な光を拡散させるために、ポリカーボネートのパーティションを使う工夫がされている。空間全体に光がまわるよう、明るい印象を与えるよう、壁のほとんどは白く塗られた。ゾーンの棲み分けには色を使い、エリアを意識させる細工がある。

音響効果に配慮すること、空間に温かみを加えることを目的に、レーザーカットのホワイトアッシュ合板が使われている。パターンは企業秘密のレシピ材料の一つ、カスカリラの葉。

天井が高いことをうまく利用した構成になっていて、閉鎖的なオフィス空間で運動を促すような心地よい動線になっている。

 

 



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